日本では、大学や研究機関は、国の科研費や学振といった研究資金を申請して研究費を得るのが一般的だ。
では野良研究者が研究資金を得る方法はあるのか?
各種民間の助成金などを見ていると、個人や一般団体の研究に資金を提供している団体もある。たとえば自然保護系では、プロ・ナトゥーラ・ファンド、コープこうべ環境基金など、別に研究機関でなくてもNPO法人や個人が助成を受けている例も見られる。地域のファウナ・フロラを調査して出版するための予算をそれでまかなっているような例も多くはないがあるようだ。
他の分野についてはあまり調べられていないが、そういう助成金の公募を頼るだけでなく、研究対象をキャラクター化してグッズ等で売り出す、マラソンに出場して寄付金を募る(iPSの山中教授など)、等々、一般から広く研究資金を集める例もある。
どちらにしても自分を売り込める才能がなければ、研究者を続けていくのは難しいのだろう。