研究成果の発表方法について2

先日、アシナガバエ科の1種 Tachytrechus rubzovi を、日本と極東ロシアから記録した報告文が出版され、共著者の一人として名前を入れていただきました(業績リスト参照)。

 

内容の大部分は第一著者であるロシアの研究者によるところですが、野良でも英語論文に関わることができる例の一つになればと思ってます。

 

そもそもなぜ共同研究しているかは、話せば長くなるので割愛しますが、野良でも結果を発表する方法の一つとして、専門家と組むというのは一つの手ではあります。ただ、利害関係が一致しないとかなり難しいので、どんな研究分野でも出来るわけではないと思います。

 

とっかかりとして、専門家と協力して業績を積みながら、独力でも研究結果を発表できるようレベルアップできるのが理想形の一つですね。大学の教授と学生のような関係を個人的に築き、指導を受けながら独立研究者として巣立つというところでしょうか。

本当に限られた分野でしか厳しいかもしれませんが、生物学の一部分野ではこれまでも行われてきたことです。

 

少なくとも研究はアカデミックな場でしかできないという思い込みを捨てて、どういう形で研究ができるか各々が試行錯誤しないと、非職業的独立研究者は増えないでしょう。